17日のBLACK OUT!でハイナントカゲモドキの他にもう1個体お迎えしてしまいました。
"キャットゲッコー"ことオマキトカゲモドキです。
実はこちらが今回のお目当てでした。マレーシア原産、WC個体です。
ゼンマイ状の尻尾と大きな目が特徴の夜行性のヤモリです。
トカゲモドキの特徴として瞼があり、壁チョロ系のような趾下薄板はありません。
なので壁に張り付くことはできませんが、爪を引っかけて器用に木に登ったり、枝に尻尾を巻き付けてバランスを取ったり立体活動が見られます。
くるんと巻いた尻尾と黒目がかわいい
猫のような動きをするから英語で"キャットゲッコー"と呼ばれています。
しかし実際に観察しててその「猫のような動き」がちょっとよくわからなかったので、ここはWiki先生に聞いてみましょう。
夜行性で、熱帯雨林などの湿度が高い環境に生息する。
歩行時に尾を上げて忍び足のようにそっと歩くなど、特異な動作をする。
この動きがネコに似ていることが、英名であるキャットゲッコーの由来になっている。
地表性のヤモリだが、樹上の低いところや細い枝などにも登る。
なるほどなるほど、言われてみれば確かに抜き足差し足で歩いています。
忍び歩きのキャットゲッコー
それにしても、この種はびっくりするほど不活性です。
お迎え2日目に敷いているペーパーを替えたときのこと。
キャットに使っているプラケの蓋がやたらと硬く、開ける時なかなか派手な音が出ます。
他の爬虫類なら衝撃にびっくりして目を覚まし動き出したり何かしら反応を示すと思いますが、このキャットゲッコーさん、身じろぎ一つしません。
ペーパーを引っぺがした時も固まったまま築地のマグロよろしく滑り落ちポテッと着地。
・・・え?この子ちゃんと生きてる?
猫のように丸まって眠るキャットゲッコー
さすがに心配になり指で突いてみても手ですくい上げても全く動きません。
ぎゃああああ!!!2日目にして死んじまった!!!どうしよどうしよ
と、しばらくパニックになりました。
が、5分ほどして何事も無かったかのように身体を伸ばしゆっくり動き出しました。
寝ているだけだった模様。
心臓に悪いわ!
死んだように眠っています。どこでも寝るのねこの子...
コオロギが頭に乗っても微動だにしないキャットさん
他の爬虫類達に比べて寝ている時間が長く、ちょっとやそっとの衝撃にも動じない、ある意味肝の据わったヤモリです。
明るいと全く動きませんが、暗くしてやるとゆっ.........くりと動き回る姿が見られます。
ホント元気みたいで良かったよ...
(出典:https://en.wikipedia.org/wiki/Castanea_sativa)
マロン (植物) - フランス語で大型のヨーロッパグリ(Castanea sativa)の実。本来はトチノキ科の木であるマロニエ(仏: marronnier、学名:Aesculus hippocastanum)の実。