2017年8月6日

iPhoneが再起不能になりました



こんにちは、rinです。

突然ですが、先月後半にiPhoneが再起不能になりました。



まあ以前から兆候はあったんですけどね。

  • フル充電の状態でも1時間も持たず電源が落ちる
  • 突発的にOSが落ち強制再起動
  • 一度電池が切れると充電~復旧までに何時間もかかる
  • ブルースクリーン頻発

といった不具合が多々起こり、

いつか買い換えなきゃなとは思いつつも、心の底ではまだまだ使えるんじゃないかという気持ちの方が強かったため機種変を先延ばしにしていたのが現状でした。


突然の文鎮化

iPhoneの状態ですが、

完全にバッテリーが切れたので充電器に繋いでしばらく待つ

3時間経っても一向に復旧せず

他の充電器に差し替える

効果無し

そのまま1日が過ぎる

電源を入れてみるも起動せず


こんな状態が続き、結局充電器に繋ぎっぱなしのまま3日経過しても起動することはありませんでした。

こうなってしまってはただの鉄屑。文鎮くらいしか使い道がありません。


バッテリーを交換しよう


ちなみに「Battery Life」という電池の摩耗度合いを教えてくれるアプリを入れてるのですが、



文鎮化直前は摩耗度80%でした。

非 常 に 悪 い 

知ってましたよ、ええ。画面一面が真っ赤で見るからにヤバそうな感じ。目にもヤバそう。

これはバッテリーが完全に逝ったと見るべきでしょう。



とにもかくにもiPhoneが使えないと仕事に支障が出るので早めになんとかしないといけません。

普通の人ならAppleストアに持ち込めば解決してくれるでしょうが、それでも保証対象外の場合10000円近く持っていかれます。

ほんと足元を見てますよね。絶対にAppleなんかに頼るものか。



まあそもそも僕は脱獄犯なのでAppleのサポートが受けられません。

なら自力で直せばいいんじゃね?ってことで早速取りかかりました。



iPhoneの分解なんてググればすぐにヒットする情報ですが、備忘録も兼ねて纏めてみます。


写真は昔使っていたiPhone 4で取ったので画質はお察しの通りです。

準備



まずiPhoneを分解するのには専用のドライバーが必要です。

手元になかったためAmazonで追加で修理キットを注文するハメになりました。

セット内容

  • 吸盤
  • 精密ドライバー(+)
  • トルクスドライバー(☆)
  • ヘラ
  • ピックのような物

準備ができたら早速分解しましょう。


SIMカードを外す


本体右横の穴にクリップを突っ込んでグッと押すとSIMスロットが出てきます。




参考にしたサイトにはSIMカードを抜いてからやれと書いてあったのですが、正直この行程は必要あるのか謎です。


フロントパネルを開ける


本体下部のネジを外します。ネジ山が☆型になっているので専用のトルクスドライバーを使います。



外れました。ネジは非常に小さいのでなくさない場所に保管しておきましょう。




付属の吸盤で引っぱってパネルを開けます。




少しずつ力をかけて隙間にヘラなどを滑り込ませてこじ開けます。


各種コネクタを外す


このままでは完全に開かないので指紋センサーのケーブルを外します。
保護パネル(丸で囲った部分)をてこの原理で外し、コネクタも外します。




矢印の4箇所のネジを外していきます。
次にフロントパネルに繋がっているケーブルのコネクタを外します。



バッテリーケーブルのコネクタを保護しているパネルを外します。



バッテリーは強固な粘着テープで固定されているので、ヘラなどを差し込みてこの原理で引っぺがします。


バッテリーを取り替える


左が古いバッテリー、右が交換用の物です。




裏面。

どうやら注文したバッテリーがiPhone 5のものでコネクターが合わず、再度注文するハメになりました。正直iPhoneを窓からぶん投げたくなりました。




注文から4日でようやく新しいバッテリーが届いたので交換しました。
バッテリーのコネクタは簡単に接続できました。


各種コネクタを接続する


ここからが鬼門でした。

フロントパネルから出ているケーブルのコネクタを元の場所に接続します。




これがなかなか上手くいかず非常にストレスが溜まりました。

結果1時間くらいかかってようやく全てのケーブルの接続が完了。




ケーブルを保護していたパネルを元に戻します。




指紋センサーのケーブルも同様に接続します。





こちらは割と簡単に接続できました。



保護カバーを戻します。



2本の爪(?)に引っかけるようにカバーを差し込みます。




あとはパネルを閉じ、ネジを締めるだけです。


電源を入れてみる

さあ、ようやく電池の交換が終わったわけですが、これで電源が付かなかったら今までの苦労も水の泡。

果たしてどうなるか・・・




















・・・・





















キタ━━━ヽ(∀゚ )人(゚∀゚)人( ゚∀)人(∀゚ )人(゚∀゚)人( ゚∀)ノ━━━!!!



無事に起動してくれました。ここまでくるのにどれだけ時間が掛かったか・・・

あれ・・・目から汗が・・・



再起不能から復旧までの道のり

22日 iPhoneの電池が完全に切れたので充電器に繋ぐも、復旧せず

(1日経過)

23日 相変わらず充電中のまま起動せず

(3日経過)

26日 換えのバッテリーを注文

(3日経過)

29日 バッテリーが到着、ドライバーが合わなかったので修理キットを注文

(4日経過)

 2日 修理キット到着、バッテリーの互換性がなく返品処理&別のバッテリーを注文

(4日経過)

 6日 バッテリー到着、修理完了


再起不能に陥ってから復旧まで合計15日もかかってしまいました。長かったです。

修理キットもバッテリーも思いの外届くのに時間が掛かり非常にイライラしました。


まとめ

日頃からバッテリーに優しい使い方を

バッテリーは消耗品ですので、いつかは寿命が来ます。
少しでも長く使い続けたいのであれば、以下の行動は避けましょう

バッテリーの寿命を縮めるNG行為

・充電中のままiPhoneを操作する
・バッテリーをギリギリまで使用する/使い切る
・充電完了後も順電気を繋ぎっぱなしにする



バッテリーの減りが早くなってきたら交換を

普通に使っている人ならばAppleの恩恵を受けられるはずです。



バッテリーは自力で交換した方が安上がり

今回かかった費用ですが、

交換用のバッテリー ¥1,040
修理キット ¥48

合計 ¥1,088

かなり安く抑えることができました。

iPhoneの分解に知識や技術は必要無いので、費用を安く抑えたい方は自力で交換してみるのも一つの手かもしれません。

ただし、一度手を加えた端末はAppleのサポートが受けられなくなるので自己責任で。



ちなみに「Battery Life」は高評価でした。立派。


交換したばかりなのに1%消耗しているのが気になりますが、今のところストレス無く使えているので目をつぶりましょう。
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